土壌中重金属等の迅速測定法

セントラル科学(株)との共同開発法です。) 

 


現場で迅速な汚染調査が可能です

本技術は現場または分析室で”迅速に”汚染濃度レベルを把握するために開発された方法です。

前処理から分析まで一検体30分程度で結果が出せ、また、複数検体の同時処理による効率化・迅速化(最大で1時間に10検体程度)も可能です。

無電源の現場でも調査が行えるよう必要な前処理器材、分析機器、マニュアルが全てセットされております。

東京都環境局選定技術

平成17年度および19年度に公募された東京都「 土壌汚染調査(重金属)簡易で迅速な分析技術」において、本技術が東京都環境確保条例における調査において利用可能な簡易測定技術として選定されました。
 分析可能項目の詳細については東京都HP、もしくは弊社、セントラル科学(株)へお問い合わせください。

 


迅速測定法の概要

本技術は現場でサンプリングした土壌から重金属等を迅速に溶出させ、得られた溶出液に含まれている物質を電池可動式の検量線内蔵吸光光度分析計等により測定した結果と弊社で蓄積した重金属等の溶出挙動に関する情報から公定法濃度を迅速に推計する方法です。

現時点で適用可能な元素は、六価クロム、ホウ素、フッ素、シアン(遊離)、カドミウム、鉛です。鉛についてはボルタンメトリー法により測定しますので、吸光光度計とは別に機器が必要となります。

      

土壌中重金属等の迅速測定キット
(CheckboySOIL)

 

※キットで使用している携帯型吸光光度計は、環境水や排水中の水質項目の測定器として広く使用されてきた装置です。この装置では重金属等のほかに窒素成分(アンモニア、硝酸、亜硝酸など)、リン、CODなどの測定も可能です。測定項目や排水等への適用例に関しましてはセントラル科学株式会社までお問い合わせください。

 

 

迅速測定法の適用例

○公定調査、公定分析前の予備調査(スクリーニング調査)に

○詳細調査の効率化に
適用事例:東京都環境確保条例における簡易・迅速分析法の利用

○汚染可能性有無の初期判断に
適用事例:土壌汚染対策法施行前に閉鎖済み工場跡地での汚染有無の一次調査

○浄化対策時の施工管理に

 

ご注意

本技術は公定法に置き換わるものではありません。およその汚染濃度を把握するためにご使用ください。

案件が土壌汚染対策法や各地方自治体条例等で指定されている調査に該当する場合には、法令に則った方法で汚染の判断をして頂く必要があります

 

●本製品は、セントラル科学株式会社との共同開発商品です。 
詳細は弊社もしくは販売会社(セントラル科学株式会社)にお問い合わせください。




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